バイオ燃料のデメリットとは


トウモロコシやサトウキビなどの生物資源で作られ、環境にやさしいことから、世界的に導入の進んでいるバイオ燃料ですが、デメリットもあります。
バイオエタノールは水分を吸収する性質があります。そのため、バイオエタノール混合ガソリンに水分が混入した場合、ガソリンとエタノールが分離して、ガソリンとしての規格を満たさなくなる場合があります。そのため、ガソリンとバイオエタノールの保管設備や混合設備にかなりの投資が必要となります。同様に、軽油代替バイオディーゼル燃料も水と結びつきやすいので、定期的な水抜きが必要です。低温ではロウ分(固定脂)が発生し燃料フィルターが詰まりやすいとか、ゴムホースを劣化させるなどのデメリットもあります。またバイオディーゼル燃料を使用した場合、車メーカーの保証を受けられない場合もあり、メーカーに確認が必要です。
経済的には、これらの原料が食用植物であるため、食料と燃料で競合が生じ、食料品の価格が上昇し、食料供給に支障がでる可能性があります。また、燃料用のトウモロコシの栽培のためにジャングルを開拓すると、環境にやさしい燃料とはいえません。そこで、木くずや稲わらなど食用部分以外を原料とするセルロース系エタノールの開発も進んでいます。

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